今日は第二種電気工事士の筆記試験攻略法と合格するための勉強法をナビゲートしていきます。
初めて勉強を始める方に、まず最初に見てもらえたらうれしいです。
また、試験直前にどういう勉強をしたらいいかも紹介していますので、もうすぐ試験の方も必見です。
合格点60点を取るには
筆記試験は全部で50問が出題されます。
1問の配点はすべて2点。
つまり、難しい問題でも簡単な問題でも、同じ1問2点の配点です。
そして、この筆記試験を合格するためには、60点以上得点することが必要です。
言い換えると30問以上正解しなければいけません。
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さて、さきほども少し触れましたが、難しい問題も簡単な問題も配点は同じなのがこの筆記試験の特徴です。
つまり、難しい問題は飛ばして、簡単な問題を確実に取ることができれば合格することができます
筆記試験の問題構成
筆記試験は、大きく分けて、一般問題と配線図問題の2つがあります。
まず、一般問題を詳しく見ていきましょう。
一般問題の前半には、計算問題が9問程度出題されます。
続いて、電気工事の知識に関する問題や、電気機器や材料などの「ツール」に関する問題が出題されて、最後に電気の法令に関する問題が3問程度だされます。
次に配線図問題です。
配線図問題は文章問題10問と、写真から選択する問題10問の2つで構成されています。
配線図上の記号に一致する電気機器や材料などの「ツール」の名称や写真を選択する問題が中心ですが、心線数や使用するリングスリーブの大きさなどの複線図に関する知識が問われる問題が3問出題されます。
このように、出題される問題は、ツールの知識、計算問題、電気工事の知識、法令、複線図の5つにわけることができます。
この5つの出題数をもう一度チェックしてみましょう。
まず、電気機器や材料などの「ツール」の知識の問題が最も多く出題されます。
次に、計算問題が9問
続いて、電気工事の知識を問う問題が10問です。
そのほか、法令の知識と複線図が続きます。
このように整理してみると、出題数がかなりかたよっているのがわかりますね。
試験に合格するためには、出題数が多い分野を優先して勉強することと、難しい問題に勉強時間をさかないことが大切です。
分野別・筆記試験攻略法
それでは、各分野ごとの攻略法をナビゲートしていきましょう。
まずは一番重要な「ツールの知識」です。
ここで言うツールとは、電気機器、配線器具、材料、工具などの電気工事に必要なもののことをまとめて呼んでいます。
出題方法は異なりますが、このツールに関する問題が筆記試験全体の半分を占めているんです。
これらのツールの名称、写真、使い方、図記号を一致できるようにすることが合格への近道です。
例として、漏電遮断機をあげみましょう。
漏電遮断器の名称、図記号、写真鑑別は、筆記試験で非常によく問われます。
こちらにある2つの問題は、2022年上期午後試験で出題されたものです。
機器の写真を鑑別できるか、あるいは、正しい図記号が理解できているかが問われています。
漏電遮断器に関する知識をしっかりマスターしていれば、ここで2問正解することができます。
このようにツールに関する問題は、手を変え品を変え様々なかたちで出題されます。
学習の早い時期から過去問を解いたり、暗記カードを使いながら徹底的に覚えていくことが重要です。
次に多く出題されるのは、計算問題です。
計算問題は一般問題の最初に出題されます。
最初のうちは問題に慣れていないため、式だけを目にすると戸惑うかもしれませんが、これらはほぼ過去問から出題されています。
そういう意味では解法パターンが決まっているので、慣れてくれば時間をかけずに解くことができます。
ちなみに、過去問と正解の値が同じこともよくあります。
まずは、出題と解法のパターンが頭に入るまで、同じような計算問題を何度も解いてみましょう。
そして、ある程度身に付いたら、直前期まで放置して大丈夫です。
3番目に多いのは、電気工事に関する問題です。
選択肢の文章が長かったり、判断に困るような難しい問題が出題されることもあります。
この分野からの出題は10問。
解きやすい問題や頻出問題を繰り返しといて、少なくとも5問は正解できるようになりたいところですね。
また、ここで時間をかけるくらいなら、ツールの暗記に時間を使いましょう。
次に法令の知識です。
電気工事法や一般電気工作物の判断に関する問題などから3問程度出題されます。
この問題も出題パターンが決まっていて、電気工事に関する問題に比べると暗記しやすいです。
時間があれば過去問で間違えたところをしっかり復習しましょう
最後に複線図に関する問題です。
配線図から心線の本数やリングスリーブの個数を判断します。
問題自体はそこまで難しくないですが、複線図の知識がないと解くことができません。
複線図は技能試験での必須の知識ですが、筆記試験を受験する時点でマスターしていなくても大丈夫です。
もし、筆記試験まで4週間以上あるようでしたら、複線図を書く練習に取り組み、得点源にしていきましょう。
以上が出題範囲別の筆記試験の攻略法と勉強方法です。
もう一度、試験問題の構成をおさらいしてみましょう。
「ツール」の知識と計算問題が7割から8割、電気工事が5問、法令の知識が3問正解すれば、合格水準の30問をこえることができます。
これだけで合格!最強のテキスト3選
それでは勉強におすすめのテキストをナビゲートしましょう
暗記におすすめなのは、「すい~っと合格赤のハンディ・ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士筆記過去問」です。
この本は暗記をするには欠かせません。
後述するように、学習のスタート期から試験直前まで必要になります。
また、詳しい解説が知りたいときには、技術評論社の「第二種電気工事士試験 完全攻略筆記試験編」がおすすめです。
あと、過去問に関してはこのサイト「第二種電気工事士試験最短合格」でバッチリ!
過去問や分野ごとの攻略法をナビゲートしています。
1か月前~直前期対応!おすすめの学習法と試験対策
最後に、試験当日までの時間ごとに合わせた学習法と試験対策をナビゲートしましょう。
今の自分の状況に当てはめて考えてみてください。
まず、試験まで1か月以上ある場合は全体をまんべんなく学習しましょう。
同時に、スキマ時間を使って「すい~っと合格赤のハンディ」を読み、暗記する習慣を身につけるようにしましょう
さて、試験まで4週間前になりました。
この頃には時間をはかって過去問1回分を通しで解くようにしましょう。
間違えたところはつまずきやすいので、何度も復習しましょう。
また、この時期は計算問題を多くこなしてパターンをマスターしましょう。
試験2週間前です。
過去問を解きながらの復習を繰りかえしましょう。
特に電気工事や法令の知識問題の復習をすると、他の知識とつながって覚えやすくなります。
ここでの積み上げが合否に関わってきます。
筆記試験まで残り1週間になりました。
1問でも多く正解するために、今まで間違えたところを中心に過去問にあたりましょう。
同時に、計算問題の解き方もしっかり確認しましょう。
最後まで過去問チェックと暗記に時間を注ぎましょう。
【まとめ】筆記試験合格に必要なこと
それでは、第二種電気工事士筆記試験の攻略法のポイントをまとめます。
何よりも大事なのは「ツール」の知識。
電気機器、配線器具、材料、工具などの電気工事に必要なツールへの理解は電気工事の仕事に直結するため、正しい知識が定着していない人には免許はおりません。
これらのツールの名称、写真、使い方、図記号をしっかりとマスターすることが筆記試験では求められています。
そのために、スキマ時間を見つけて暗記を行いましょう。
あとは過去問をたくさん解くこと。
基本的に過去問からの出題になります。
また、同様に過去問を解きながら、計算問題のパターンをつかみましょう。
出題と解法、そして答えのパターンを一度覚えてしまえばかなり楽になります。
最後に、間違えた問題を復習しましょう。
同じ問題が出題されたときに正しい選択肢を選べるようになれば、一歩ずつ合格に近づくことができます。
以上が第二種電気工事士筆記試験の攻略法と、合格するための勉強法でした。
皆さん、最後まで頑張りましょう!