【2025年(令和7年度)】第二種電気工事士 上期学科試験(筆記方式)を解説

KOJO
今日は2025年5月29日(日)に行われた令和6年度第二種電気工事士 下期学科試験(筆記方式)の問題と解説を始めるよ。

一般問題

 本問題の計算で√2、√3及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41、√3=1.73、π=3.14

 次の各問いには4通りの答え(イ、ロ、ハ、ニ)が書いてある。それぞれの問いに対して答えを1つ選びなさい。
 なお,選択肢が数値の場合は最も近い値を選びなさい。

問1

図のような回路で,スイッチS1を閉じ,スイッチS2を開いたときの,端子a-b間の合成抵抗[Ω]は。

イ.45
ロ.60
ハ.75
ニ.120

スイッチS1を閉じることで短絡が発生し電流はスイッチS1を通ります。

また、スイッチS2が開くことで電流は並列する縦の30Ωを通るようになります。

そのため合成抵抗は60Ωになります。

正解は

問2

直径1.6mm,長さ8mの軟銅線と電気抵抗が等しくなる長さ32mの軟銅線の直径[mm]は。
ただし,軟銅線の抵抗率は同一とする。
イ.0.8
ロ.2.0
ハ.3.2
ニ.6.4

10年前にも出題された応用問題です

・電線が長くなる→抵抗も大きくなる
・直径が太くなる(断面積が大きくなる)→抵抗は小さくなる

32mの軟銅線は8mの軟銅線よりも4倍抵抗が大きいため、抵抗率を同一にするには直径1.6㎜の軟銅線の1/4にしなければいけません

軟銅線の断面積が2倍になると、同じ長さの場合、抵抗は1/4になります。

1.6×2=3.2[mm]

正解は

問3

電線の接続不良により,接続点の接触抵抗が0.2Ωとなった。この電線に10Aの電流が流れると,接続点から1時間に発生する熱量[kJ]は。
ただし,接触抵抗の値は変化しないものとする。
イ.72
ロ.144
ハ.288
ニ.576

まずは1秒当たりの熱量[J]である電力を計算しましょう。

電圧×電流=電力ですが、電圧=電流×抵抗を合わせて計算すると、
電流×電圧/抵抗=電力より

10×0.2×10=20[W]

1秒間に20[W]の電力を供給することで熱量20[J]が発生します
1分あたりの熱量を計算するためには60、1時間あたりの熱量を計算するためにはさらに60を、つまり20に3600をかける必要があります。

20×60×60=72000[J]

JをKJに変えるには1000で割ると72になる。

正解は

問4

図のような交流回路で,電源電圧102V,抵抗の両端の電圧が90V,リアクタンスの両端の電圧が48Vであるとき,負荷の力率[%]は。

イ.47
ロ.69
ハ.88
ニ.96

負荷の力率は電源電圧に対する抵抗の電圧の比率のことです。

つまり、抵抗の両端の電圧90Vを電源電圧102Vで割れば導き出せます。

正解は

問5

図のような三相3線式回路に流れる電流I[A]は。

イ.8.3
ロ.11.6
ハ.14.3
ニ.20.0

この図の電流は相電圧E÷抵抗Rで計算できます。

まず、Y字のスター結線をみたら√3を頭に思い浮かべましょう。

相電圧を電圧E÷√3で求めます。

抵抗は8Ωと6Ωの合成インピーダンスで求めます。

√(8²+6²)=10[Ω]

電流I=相電圧E÷抵抗Rなので、さらに抵抗10Ωで割ると、

200÷√3÷10

≒11.6[A]

正解は

問6

図のような単相2線式回路において,配線の長さは100m,負荷電流は10Aで,抵抗負荷が接続されている。配線の電圧降下(Vs-Vr)を4V以内にするための電線の最小太さ(断面積)[㎟]は。
ただし,電線の抵抗は表のとおりとする。

イ.5.5
ロ.8
ハ.14
ニ.22

同様の問題は令和下期午前で初めて出題された問題で、今回で2回目になります。

手順として、電圧降下4Vにしたときの導体抵抗を計算して、下の表にあるどの電線の太さの中に収まるかを調べます。

まず、抵抗=電圧÷電流より、電圧降下4Vのときの抵抗Ωを計算すると
4÷10=0.25[Ω]

次に電圧降下に影響する100mの電線2本あるので、
100×2=200m

つまり、導体抵抗は200mあたりの抵抗が0.25Ωだということがわかります。

また、下段の表の単位は[Ω/km]なので、導体抵抗をkmに変換すると
0.25×5=1.25

表を確認すると、導体抵抗8.2Ω/kmから1.30Ω/kmの場合の電線の最少の太さが14㎟と書かれています。

正解は

問7

図のような単相3線式回路において,電線1線当たりの抵抗が0.1Ωのとき,a-b間の電圧[V]は。

イ.99
ロ.100
ハ.101
ニ.102

単相3線式の場合、真ん中の中性線に電流は流れません。

この場合、電圧降下は電流×電線1銭あたりの抵抗で計算でき、2つの抵抗負荷に同じ電圧降下が発生します。

電流は20+10=30[A]になるので、

Ir=30×0.1=3[V]

電圧降下分を差し引くと
103-3=100[V]

正解は

問8

合成樹脂製可とう電線管(PF管)による低圧屋内配線工事で,管内に断面積5.5㎟の600Vビニル絶縁電線(軟銅線)3本を収めて施設した場合,電線1本当たりの許容電流[A]は。
ただし,周囲温度は30℃以下,電流減少係数は0.70とする。
イ.26
ロ.34
ハ.42
ニ.49

電線の太さに対応した1本当たりの許容電流と、収めた本数に対応した電力減少係数を掛け算します。

断面積5.5㎟の電線1本当たりの許容電流は49A、3本を収めたときの電力減少係数は問題文にあるように0.70になるので、

49×0.70≒34[A]

ちなみに、電線の太さに対応した1本当たりの許容電流は直径1.6㎜は27A、2.0㎜は35A、2.6㎜は48A、

断面積2.0㎟は27A、3.5㎟は37A、5.5㎟で49Aになりますので必ず押さえておきましょう。

正解は

問9

図のように定格電流100Aの過電流遮断器で保護された低圧屋内幹線から分岐して,6mの位置に過電流遮断器を施設するとき,a-b間の電線の許容電流の最小値[A]は。

イ.25
ロ.35
ハ.45
ニ.55

分岐回路と過電流遮断器の定格電流の原則を考えてみましょう

3m以下は過電流遮断器の定格電流に制限なし
3mを超え8m以下の場合の定格電流は35%以上必要
8mを超えた場合は定格電流は55%以上必要

この問題では分岐から6mの位置に過電流遮断器を施設されているため、低圧屋内幹線の過電流遮断器の35%以上必要です。
100×0.35=35[A]

正解は

問10

低圧屋内配線の分岐回路の設計で,配線用遮断器,分岐回路の電線の太さ及びコンセントの組合せとして,適切なものは。
ただし,分岐点から配線用遮断器までは3m,配線用遮断器からコンセントまでは8mとし,電線の数値は分岐回路の電線(軟銅線)の太さを示す。
また,コンセントは兼用コンセントではないものとする。

まず、設置可能なコンセントの定格電流は、配線用遮断器と同じか配線用遮断器の10A以下までになります。

なので、ロとハは×。

次に許容電流と電線の太さを確認しましょう。

30Aの場合の電線の太さは2.6㎜、もしくは5.5㎟が必要なのでイは×。

正解は

問11

金属管工事に使用される「ねじなしボックスコネクタ」に関する記述として,誤っているものは。
イ.ボンド線を接続するための接地用の端子がある。
ロ.ねじなし電線管と金属製アウトレットボックスを接続するのに用いる。
ハ.ねじなし電線管との接続は止めネジを回して,ネジの頭部をねじ切らないように締め付ける。
ニ.絶縁ブッシングを取り付けて使用する。

誤った選択肢はハ

後半部分は「ねじ切らない」ではなく、最後までしっかりねじ切る必要があります。

正解は

問12

許容電流から判断して,公称断面積1.25㎟のゴムコード(絶縁物が天然ゴムの混合物)を使用できる最も消費電力の大きな電熱器具は。
ただし,電熱器具の定格電圧は100Vで,周囲温度は30℃以下とする。
イ.600Wの電気炊飯器
ロ.1000Wのオーブントースター
ハ.1500Wの電気湯沸器
ニ.2000Wの電気乾燥器

断面積1.25㎟のゴムコードの許容電流は12Aになります。

選択肢の器具の電力Wを100Vで割った時に求められる電流が12A以下であればゴムコードを使用できます。

正解は

問13

電気工事の種類と,その工事に使用する工具との組合せで,適切なものは。
イ.合成樹脂管工事とリード型ねじ切り器
ロ.ライティングダクト工事と合成樹脂管用カッタ
ハ.金属管工事とパイプベンダ
ニ.金属線ぴ工事とボルトクリッパ

イ、ねじ切りは金属管に使用します
ロ、ライティングダクトは金属で熱を発生させるため、熱に弱い合成樹脂管は使用しません
ニ、ボルトクリッパは軟鉄線・銅線を切断する器具なので金属線ぴは切断しません

正解は

問14

極数6の一般用三相かご形誘導電動機を周波数50Hzで使用するとき,最も近い回転速度[min-1]は。
イ.500
ロ.1000
ハ.1500
ニ.3000

公式は120×周波数÷極数なので

120×50÷6により1000[min-1]

正解は

問15

組み合わせて使用する機器で,その組合せとして,明らかに誤っているものは。
イ.光電式自動点滅器と庭園灯
ロ.零相変流器と漏電警報器
ハ.ネオン変圧器とメタルハライドランプ
ニ.スターデルタ始動装置と一般用低圧三相かご形誘導電動機

明らかに誤っているものはハ

ネオン変圧器はネオン灯を点灯させるために使用しますが、メタルハライドランプの点灯に使用しません。

正解は

問16

写真に示す材料の用途は。

イ.硬質ポリ塩化ビニル電線管相互を接続するのに用いる。
ロ.金属管と硬質ポリ塩化ビニル電線管とを接続するのに用いる。
ハ.合成樹脂製可とう電線管相互を接続するのに用いる。
ニ.合成樹脂製可とう電線管とCD管とを接続するのに用いる。

写真を見ると、左側も右側も同じ形状なのがわかります。

なので、選択肢は相互接続のイかハになります。

また、合成樹脂製可とう電線管には管を固定させるためのコネクタが付いています。

この写真のものはTSカップリングといって、硬質ポリ塩化ビニル電線管(硬質塩化ビニル電線管)相互を接続するために使用します。

ビニル管をカップリングに圧着させるため、合成樹脂製可とう電線管のPF管カップリングのようなコネクタ部分はついていません。

正解は

問17

写真に示す器具の名称は。

イ.漏電警報器
ロ.電磁開閉器
ハ.配線用遮断器(電動機保護兼用)
ニ.漏電遮断器

写真から判断して、配線用遮断器、もしくは漏電用遮断器の2つに選択肢を絞ることができます。

ここでのポイントは、右下の赤いボタンの上に書いてある「200V 2.2kw」の表記。

これは電動機の容量を示しています。

なので、この器具がモータブレーカ、つまり電動機保護兼用の配線用遮断器だということがわかります。

正解は

問18

写真に示す工具の電気工事における用途は。

イ.硬質ポリ塩化ビニル電線管の曲げ加工に用いる。
ロ.金属管(鋼製電線管)の曲げ加工に用いる。
ハ.合成樹脂製可とう電線管の曲げ加工に用いる
ニ.ライティングダクトの曲げ加工に用いる。

写真の工具はガスバーナー(もしくはガストーチ)。

硬質塩化ビニル電線管の曲げ加工の際に使用します。

金属管やライティングダクトを火にかけると熱くなって危険ですし、合成樹脂管は溶けてしまいます。

正解は

問19

単相100Vの屋内配線工事における絶縁電線相互の接続で,次のような箇所があった。
a~dのうちから適切なものを全て選んだ組合せとして,正しいものは。
a:電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分に被覆した。
b:電線の引張強さが10%減少した。
c:電線の電気抵抗が5%増加した。
d:電線の電気抵抗を増加させなかった。

イ.aのみ
ロ.b及びc
ハ.b及びd
ニ.a,b及びd

電線の引張強さは20%未満であれば減少しても問題ありません。

しかし、電線の電気抵抗はいかなる場合も増加させてはいけません。

正解は

問20

低圧屋内配線工事(臨時配線工事の場合を除く)で,600Vビニル絶縁ビニルシースケーブルを用いたケーブル工事の施工方法として,適切なものは。
イ.接触防護措置を施した場所で,造営材の側面に沿って垂直に取り付け,その支持点間の距離を8mとした。
ロ.金属製遮へい層のない電話用弱電流電線と共に同一の合成樹脂管に収めた。
ハ.建物のコンクリート壁の中に直接埋設した。
ニ.丸形ケーブルを,屈曲部の内側の半径をケーブル外径の8倍にして曲げた。

イの場合、支持点間の距離を6m以下でなければいけません。

ロは×。水道管、ガス管、弱電流電線がケーブルと接触するとは事故につながる可能性があるので近づけてはいけません。

ハのようにコンクリート壁に直接埋設するとケーブルを交換できなくなるためいけません。

正解は

問21

住宅の屋内に三相200Vのルームエアコンを施設した。工事方法として,適切なものは。
ただし,三相電源の対地電圧は200Vで,ルームエアコン及び配線は簡易接触防護措置を施すものとする。
イ.定格消費電力が1.5kWのルームエアコンに供給する電路に,専用の配線用遮断器を取り付け,合成樹脂管工事で配線し,コンセントを使用してルームエアコンと接続した。
ロ.定格消費電力が1.5kWのルームエアコンに供給する電路に,専用の漏電遮断器を取り付け,合成樹脂管工事で配線し,ルームエアコンと直接接続した。
ハ.定格消費電力が2.5kWのルームエアコンに供給する電路に,専用の配線用遮断器と漏電遮断器を取り付け,ケーブル工事で配線しルームエアコンと直接接続した。
ニ.定格消費電力が2.5kWのルームエアコンに供給する電路に,専用の配線用遮断器を取り付け,金属管工事で配線し,コンセントを使用してルームエアコンと接続した。

夏場のクーラーを想像してみると、室外機から水が出ることがわかると思います。

この水分が原因で漏電したら危険なので、ルームエアコンに漏電遮断機の設置は必須になります。

また、定格消費電力2.0kW以上の三相3線式200Vの機器は、コンセントを使用せずに電源と直接接続しなければいけません。

正解は

問22

特殊場所とその場所に施工する低圧屋内配線工事の組合せで,不適切なものは。
イ.プロパンガスを他の小さな容器に小分けする可燃性ガスのある場所 MIケーブルを使用したケーブル工事
ロ.石油を貯蔵する危険物の存在する場所 600Vビニル絶縁ビニルシースケーブルを防護装置に収めないで使用したケーブル工事
ハ.小麦粉をふるい分けする可燃性粉じんのある場所 硬質ポリ塩化ビニル電線管VE28を使用した合成樹脂管工事
ニ.自動車修理工場の吹き付け塗装作業を行う可燃性ガスのある場所 厚鋼電線管を使用した金属管工事

MIケーブルは溶鉱炉などで使用されるくらい耐熱性に優れているので可燃性ガスのある場所でしようしても問題ありません。

一方、ビニル絶縁ビニルシースケーブルを石油を貯蔵する危険物の存在する場所で使用する場合は厚鋼電線管で保護する必要があります。

正解は

問23

三相3線式200V回路の屋内配線を金属管工事により施設した場合に,適切なものは
イ.太さ2.0mmの600Vビニル絶縁電線3本を同一管内に収めるのに,太さ19mmの薄鋼電線管を用いた。
ロ.太さ31mmの薄鋼電線管の曲げ半径(内側)を管の内径の5倍にして曲げた。
ハ.電線に屋外用ビニル絶縁電線を使用した。
ニ.長さ6mの金属管を乾燥した場所に施設したので,管に施すD種接地工事を省略した。

初めて出る問題で難問

正しい選択肢はイで、太さ19㎜の薄鋼電線管には2.0㎜の電線を最大3本まで治めることができます。

ロは、6倍以上とする必要があります

ハは、屋内配線で屋外用の電線を使用してはいけません。

ニは、4m以下です。

正解は

問24

アナログ式回路計(電池内蔵)の回路抵抗測定に関する記述として,誤っているものは。
イ.回路計の電池が有効であることを確認する。
ロ.抵抗測定レンジに切り換える。被測定物の概略値が想定される場合は,測定レンジの倍率を適正なものにする。
ハ.赤と黒の測定端子(テストリード)を開放し,指針が0Ωになるよう調整する。
ニ.被測定物に,赤と黒の測定端子(テストリード)を接続し,その時の指示値を読む。なお,測定レンジに倍率表示がある場合は,読んだ指示値に倍率を乗じて測定値とする。

誤った選択肢は正解はハ。

指針が0Ωになるよう調整するために赤と黒の測定端子(テストリード)を短絡します。

正解は

問25

選択肢の各図のうち,アナログ式絶縁抵抗計の表示部として,正しいものは。

アナログ式絶縁抵抗計の表示部はハ

左端にある無限大マークは絶縁抵抗値が非常に高いことを示しています

正解は

問26

接地抵抗計(電池式)に関する記述として,誤っているものは。
イ.接地抵抗測定の前には,接地抵抗計の電池が有効であることを確認する。
ロ.接地抵抗測定の前には,端子間を開放して測定し,指示計の零点の調整をする。
ハ.接地抵抗測定の前には,接地極の地電圧が許容値以下であることを確認する。
ニ.接地抵抗測定の前には,補助極を適正な位置に配置することが必要である。

平成29年上期に出た問題

誤った選択肢はロで、指示計の零点の調整は端子間を短絡することで行います。

正解は

問27

直動式指示電気計器の目盛板に図のような記号がある。記号の意味及び測定できる回路で,正しいものは。

イ.永久磁石可動コイル形で目盛板を水平に置いて,直流回路で使用する。
ロ.永久磁石可動コイル形で目盛板を水平に置いて,交流回路で使用する。
ハ.可動鉄片形で目盛板を鉛直に立てて,直流回路で使用する。
ニ.可動鉄片形で目盛板を水平に置いて,交流回路で使用する。

左の記号は永久磁石可動コイル形、右の記号は目盛り版を水平に置くことを意味しています。

また、永久磁石可動コイル形計器は直流回路で使用します。

正解は

問28

「電気工事士法」に関する記述として,誤っているものは。
イ.「一般用電気工作物等」とは,一般用電気工作物(電気事業法第38条第一項に規定する一般用電気工作物をいう。)及び小規模事業用電気工作物(同条第三項に規定する小規模事業用電気工作物をいう。)をいう。
ロ.電気工事士は,一般用電気工作物等に係る電気工事の作業に従事するときは経済産業省令で定める技術基準に適合するようにその作業をしなければならない。
ハ.電気工事士は,作業に従事するときは,電気工事士免状を事務所に保管していなければならない。
ニ.都道府県知事は,電気工事士に対し,電気工事の業務に関して報告をさせることができる。

免状は、車の免許証と一緒で、作業中は常に携帯していつでも提示できるようにしよう。

正解は

問29

低圧の屋内電路に使用する次のもののうち,特定電気用品の組合せとして,正しいものは。
A:定格電圧100V,定格電流20Aの漏電遮断器
B:定格電圧100V,定格消費電力25Wの換気扇
C:定格電圧600V,導体の太さ(直径)2.0mmの3心ビニル絶縁ビニルシースケーブル
D:内径16mmの合成樹脂製可とう電線管(PF管)
イ.A,B
ロ.A,C
ハ.B,D
ニ.C,D

漏電遮断機などの配線遮断機やケーブルは特定電気用品に該当します。

一方、換気扇や電気と直接接続しない電線管は特定電気用品に当たりません。

正解は

問30

一般用電気工作物に関する記述として,誤っているものは。
ただし,発電設備は電圧600V以下とする。
イ.低圧で受電するものであっても,出力8kWの内燃力発電設備を同一構内に施設した場合は,一般用電気工作物とならない。
ロ.低圧で受電するものであっても,受電用電線路以外の電線路で構外にある電気工作物と電気的に接続されているものは,一般用電気工作物とならない。
ハ.低圧で受電するものであっても,火薬類を製造する事業場など,設置する場所によっては,一般用電気工作物とならない。
ニ.高圧で受電するものは,受電電力の容量,需要設備の業種にかかわらず,一般用電気工作物とならない。

内燃力発電設備は、出力10kW未満であれば一般電気工作物となります。

正解は

配線図

図は,鉄筋コンクリート造の集合住宅共用部の部分的な配線図である。この図に関する次の各問いには4通りの答え(イ,ロ,ハ,ニ)
が書いてある。それぞれの問いに対して,答えを1つ選びなさい。
【注意】1.屋内配線の工事は,動力回路及び特記のある場合を除き600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いた
ケーブル工事である。
2.屋内配線等の電線の本数,電線の太さ,その他,問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
3.漏電遮断器は,定格感度電流30mA,動作時間0.1秒以内のものを使用している。
4.選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は,「JIS C0303:2000構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
5.配電盤,分電盤及び制御盤の外箱は金属製である。
6.ジョイントボックスを経由する電線は,すべて接続箇所を設けている。
7.3路スイッチの記号「0」の端子には,電源側又は負荷側の電線を結線する。
2025-1-haisenzu

問31

①で示す引込線取付点の地表上の高さの最低値[m]は。
ただし,引込線は道路を横断せず,技術上やむを得ない場合で,交通に支障がないものとする。

イ.2
ロ.2.5
ハ.3
ニ.4

引込線取付点の高さは原則4m以上ですが、交通に支障がない場合は例外として2.5m以上で認められています。

試験では2.5mが問われることが多いので覚えておきましょう。

正解は

問32

②で示す部分の配線工事にEM電線を使用した場合,使用できない電線の記号(種類)は。

イ.EM-EEF
ロ.EM-CE
ハ.EM-EE
ニ.EM-IE

EM-IEは屋内で使用する配線(Iはインドア、内側の略)なので屋外配線工事では使用できません。

正解は

問33

③で示す図記号の器具の種類は。

イ.遅延スイッチ
ロ.位置表示灯を内蔵する点滅器
ハ.確認表示灯を内蔵する点滅器
ニ.熱線式自動スイッチ

スイッチの某字表記Hは位置表示灯を表しています。

正解は

問34

④で示す図記号の名称は。

イ.電磁開閉器用押しボタン
ロ.遅延スイッチ
ハ.圧力スイッチ
ニ.確認表示灯付電磁開閉器用押しボタン

某字表記のBは電磁開閉器用押しボタン、Lは確認表示灯を表しています。

正解は

問35

⑤で示す図記号の機器は。

イ.制御配線の信号により動作する開閉器(電磁開閉器)
ロ.電流計付箱開閉器
ハ.電動機の始動装置
ニ.電動機の力率を改善する低圧進相用コンデンサ

この図記号は電磁開閉器です。

電流計付箱開閉器はこの記号の□の中に○が入るため区別できるように気を付けましょう。

正解は

問36

⑥で示す機器の定格電流の最大値[A]は。

イ.15
ロ.20
ハ.25
ニ.30

電源hは管理室のコンセントに電気を供給しています。

コンセントには定格電流を示す記号が無いので定格電流は15Aです。

問10でも解説しましたが、15Aのコンセントには20Aの配線用遮断器を使用します。

正解は

問37

⑦で示す部分の接地工事における接地抵抗の許容される最大値[Ω]は。
なお,引込線の電源側には地絡遮断装置は設置されていない。


イ.10
ロ.100
ハ.300
ニ.500

この電線が接続している動力分電盤を確認すると、三相3線式200Vの電源から電気が流れていることがわかります。
「電気設備に関する技術基準を定める省令」に定められた電路の使用電圧の区分に当てはめてみると「使用電圧300V以下、かつ対地電圧150V超300V以下」に該当するため、接地工事はD種接地工事を施設します。

また、0.5秒以内の動作する漏電遮断機が使用されている場合は、接地抵抗の許容される最大値は500Ωになります。問題文の【注意3】にも記述があります。

しかし、該当部分には漏電遮断機が設置されていないため、接地抵抗の許容される最大値[Ω]は100Ωになります。

正解は

問38

⑧で示す図記号の器具の名称は。

イ.圧力スイッチ
ロ.フロートレススイッチ電極
ハ.電磁開閉器用押しボタン
ニ.フロートスイッチ

傍記表示LF3は電極数が3つのフロートレススイッチを表しています。

正解は

問39

⑨で示す部分の最少電線本数(心線数)は。

イ.2
ロ.3
ハ.4
ニ.5

この部分には、電源cから宅配ロッカーに延びる接地側電線(白線)と非接地側電線(黒線)が必要です。

その他、この部分には3路スイッチの電線はないため最少電線本数は2本になります。

正解は

問40

⑩で示す部分は引掛形のコンセントである。
その図記号の傍記表示は。

イ.EL
ロ.H
ハ.T
ニ.LK

引掛形の傍記表示はツイストのTです。

抜け止め形コンセントのLKと混合しないように区別しましょう。

正解は

問41

⑪で示す図記号の機器は。

この図記号は漏電遮断機を表しています。

イとロには漏電している状態を知らせる黄色いボタンがあり、漏電ブレーカと表記されているので選択肢をこの2つに絞ることができます。

また、配電盤L-1は単相3線式の電気を使用しています。

表示をよく見ると、イは三相3線式を表す3φ3W、ロは単相3線式の1φ3Wが書かれています。

さらにロには「漏電ブレーカ」の文字の上に「欠損保護付き」という文字が小さく書かれています。

正解は

問42

⑫で示すボックス内の接続をリングスリーブで圧着接続した場合のリングスリーブの種類,個数及び圧着接続後の刻印との組合せで,正しいものは。
ただし,使用する電線はすべてVVF1.6とし,写真に示すリングスリーブ中央の〇,小,中は刻印を表す。
また,地下1階へ至る配線の電線本数(心線数)は最少とする。


まず、リングスリーブをチェックしましょう。

心線の太さが1.6㎜の場合、5本以上接続で「中」、4本~3本で「小」、2本で「○」のリングスリーブを使います。

次に電源cから引いている接地側電線(白線)と非接地側電線(黒線)と接続する電線を考えてみましょう。

接地側電線(白線)は、右方向の蛍光灯「ア」と接続するため、リングスリーブ「○」を使用します。

非接地側電線(黒線)は、左方向の1階の3路スイッチ「ア」と接続します。
その3路スイッチ「ア」が地下1階のスイッチ「ア」と2本の電線でそれぞれ接続するため、リングスリーブ「○」を2個使用します。

また、さらに右下の3路スイッチ「ア」と蛍光灯「ア」、さらに1階の配線図の階段部分にある照明「ア」と接続するため、リングスリーブ「小」を使用します。

まとめると、リングスリーブ○3個、小1個が必要になります。

正解は

問43

⑬で示す地下1階のポンプ室内で使用されていないものは。

イはプルボックスで、図記号は☒になります。

ロはフロートスイッチで、汚水ポンプ内にある二重丸に傍記表示F(フロート)が付記されたスイッチです。

ハは露出スイッチボックス。ポンプ室内は露出配線が施設されているためスイッチ「オ」で使用されています。

ニはリモコンスイッチで、図記号は●に傍記表示Rで表記されますがポンプ室内にはありません

正解は

問44

⑭で示す部分の配線工事に必要なケーブルは。
ただし,心線数は最少とする。


必要な心線は接地側電線(白線)、地下1階の蛍光灯「ア」と1階の電灯「ア」を結ぶ電線、3路スイッチ同士を接続する2本の電線の計4本です。

4本の心線があるケーブルはハになります。

正解は

問45

⑮で示す部分の工事で,一般的に使用されることのないものは。

この工事はねじなし電線管工事です。

イはリード型ねじ切り器。金属管のねじ切りに使いますが、ねじなし電線管工事には使用しません。
ロはパイプバイス。金属管を切断する時に固定するために使用する。
ハは金切りのこ。金属管の切断に使用する。
ニはパイプベンダ。金属管を曲げる用途で使用する。

正解は

問46

⑯で示す部分の工事で,一般的に使用されることのないものは。

問45に引き続き、ねじなし電線管工事に使用されることのない器具を検討しましょう。

イは金属製サドル。ねじの有無に関わらず金属管に使用します。

ロはねじ穴を回し入れる形状なのでどう見てもあやしいですね。
これはねじのある金属管同士の接続に使うカップリングです。
ねじなし電線管同士の接続には、ねじなしカップリングを使用します。

ハはノーマルベンドで、ねじなし電線管用として先端部を固定させるねじ切りが付いています。

ニはねじなしボックスコネクタです。

正解は

問47

⑰で示すボックス内の接続をすべて圧着接続とする場合,使用するリングスリーブの種類と最少個数の組合せで,正しいものは。
ただし,使用する電線はすべてVVF1.6とし,地下1階へ至る配線の電線本数(心線数)は最少とする。


まず、リングスリーブをチェックしましょう。

心線の太さが1.6㎜の場合、5本以上接続で「中」、4本~2本で「小」のリングスリーブを使います。

次に電源cから引いている接地側電線(白線)と非接地側電線(黒線)と接続する電線を考えてみましょう。

接地側電線(白線)は、宅配ロッカーのジョイントボックス、階段の電灯「ア」、地下1階の蛍光灯「ア」と接続するため、リングスリーブ「小」を使用します。

非接地側電線(黒線)は、宅配ロッカーのジョイントボックス、左下方向の1階の3路スイッチ「ア」と接続するため、リングスリーブ「小」を使用します。

1階の3路スイッチ「ア」と地下1階の3路スイッチ「ア」と2本の電線でそれぞれ接続するため、リングスリーブ「小」を2個使用します。

地下1階の蛍光灯「ア」と1階の電灯「ア」と接続するため、リングスリーブ「小」を使用します。

まとめると、リングスリーブ小5個が必要になります。

正解は

問48

⑱で示すボックス内の接続をすべて差込形コネクタとする場合,使用する差込形コネクタの種類と最少個数の組合せで,正しいものは。
ただし,使用する電線はすべてVVF1.6とする。

まず、⑰のジョイントボックスから延びている接地側電線(白線)と非接地側電線(黒線)の接続を考えてみましょう。

接地側電線(白線)は、3つの蛍光灯「イ」、右下方向のコンセントと接続するため、5本の差込形コネクタを使用します。

非接地側電線(黒線)は、スイッチ「イ」と右下方向のコンセントと接続するため、3本の差込形コネクタを使用します。

また、3つの蛍光灯「イ」同士を接続するため、4本の差込形コネクタを使用します。

まとめると、5本の差込形コネクタが1個、4本の差込形コネクタが1個、3本の差込形コネクタが1個が必要になります。

正解は

問49

この配線図の図記号から,この工事で使用されているコンセントは。
2025-1-haisenzu

選択肢の写真を見ると、WP対応か接地極の有無がポイントになることがわかります。

配線図1階の自販機付近にEETと傍記表示されたコンセントは、接地極付接地端子付コンセントのことです。

選択肢ロの写真が接地極付接地端子付コンセントになります。

正解は

問50

この配線図の図記号から,この工事で使用されていないスイッチは。
ただし,写真下の図は,接点の構成を示す。
2025-1-haisenzu

イはフロートレススイッチで、地下1階の⑧。
ロは確認表示灯付電磁開閉器用押しボタンで、地下1階受水槽室の右上にある◎BL。
ニは位置表示灯スイッチで、1階の③。

この工事で使用されていないスイッチはハの確認表示灯スイッチです。

正解は

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