【2023年(令和5年度)】第二種電気工事士 上期筆記試験【午後】を解説

KOJO
今日は2023年5月28日(日)に行われた令和5年度第二種電気工事士 上期筆記試験【午後】の問題と解説を始めるよ。

一般問題

 本問題の計算で√2、√3及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41、√3=1.73、π=3.14
 次の各問いには4通りの答え(イ、ロ、ハ、ニ)が書いてある。それぞれの問いに対して答えを1つ選びなさい。
 なお,選択肢が数値の場合は最も近い値を選びなさい。

問1

図のような回路で,端子a-b間の合成抵抗[Ω]は。

イ.1.1
ロ.2.5
ハ.6
ニ.15

ややこしいですが、直列か並列かを一つずつ丁寧に判断していけば簡単に解けます。
まず左側から見ていきましょう
真ん中と下にある3Ωは並列の関係なので、
3×3÷(3+3)=1.5Ω
この1.5Ωは、さらに上にある3Ωとも並列関係
3×1.5÷(3+1.5)=1Ω
次に、右側の2つの3Ωは並列関係
3×3÷(3+3)=1.5Ω
左側の合成抵抗1.5Ωと右側の合成抵抗1Ωは直列関係なので
1.5+1=2.5Ω
正解は

問2

A,B2本の同材質の銅線がある。Aは直径1.6mm,長さ100m,Bは直径3.2mm,長さ50mである。Aの抵抗はBの抵抗の何倍か。
イ.1
ロ.2
ハ.4
ニ.8

以下の2つの条件が銅線の抵抗に影響を与えます。

・電線が長くなる→抵抗も大きくなる
・直径が太くなる(断面積が大きくなる)→抵抗は小さくなる

これを数式にすると、

(直径B÷直径A)²×(長さA÷長さB)

断面積の計算式は半径×半径×円周率ですが、直径同士を割り算して二乗することで抵抗が何倍違うかが計算できます。

正解は

問3

抵抗に15Aの電流を1時間30分流したとき,電力量が4.5kW・hであった。抵抗に加えた電圧[V]は。
イ.24
ロ.100
ハ.200
ニ.400

電力量は、電圧×電流×時間で求めることができるます。

一方で、電力量を電流と時間で割れば電圧が導き出せます。

4.5Kwは4500Wなので

4500÷15÷1.5=200

正解は

問4

単相交流回路で200Vの電圧を力率90%の負荷に加えたとき,15Aの電流が流れた。負荷の消費電力[kW]は。
イ.2.4
ロ.2.7
ハ.3.0
ニ.3.3

消費電力は電圧×電流です。
この場合は力率90%負荷が加わっているため、0.9をかけます。

200×15×0.9=2700W

1000W=1Kwなので2.7Kw

正解は

問5

図のような三相3線式回路に流れる電流I[A]は。

イ.8.3
ロ.11.6
ハ.14.3
ニ.20.0

Y字のスター結線をみたら√3を頭に思い浮かべましょう。

求める必要のある相電圧を、電圧E÷√3で計算します。

また、電流I=電圧E÷抵抗Rなので、さらに抵抗10Ωで割ると、

200÷√3÷10

≒11.6

正解は

問6

図のような単相2線式回路において,d-d´間の電圧が100Vのときa-a´間の電圧[V]は。ただし,r1,r2及びr3は電線の電気抵抗[Ω]とする。

イ.102
ロ.103
ハ.104
ニ.105

よく出る問題で、今回は応用力が問われています。

でも、やることは一緒。

100Vにr1、r2、r3の電圧降下(=電流I×抵抗R)を足し算しよう。
まず、r1の電流は10A+5A+5A=20Aで、負荷は2つだから、
20×0.05×2=2[V]

r2の電流は5A+5A=10Aで、負荷は2つだから、
10×0.1×2=2[V]

r3の電流は5Aで、負荷は2つだから、
5×0.1×2=1[V]

合計すると、
100+2+2+1
=105[V]

正解は

問7

図のような単相3線式回路で,電線1線当たりの抵抗がr[Ω],負荷電流がI[A],中性線に流れる電流が0Aのとき,電圧降下(Vs-Vr)[V]を示す式は。

イ.2rI
ロ.3rI
ハ.rI
ニ.3rI

電圧降下は電流×抵抗で計算できます。
真ん中の中性線には電流が流れないので電圧降下に影響しません。

ちなみに、電力損失の場合は2rI²になるので区別できるようにしましょう。

正解は

問8

低圧屋内配線工事に使用する600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形(軟銅線),導体の直径2.0mm,3心の許容電流[A]は。
ただし,周囲温度は30℃以下,電流減少係数は0.70とする。
イ.19
ロ.24
ハ.33
ニ.35

軟銅線1本あたりの線の太さに対する許容電流は、必ず問われるので暗記しましょう。
直径2.0mmの場合の許容電流は35A
電流減少係数0.70と掛けると、
35×0.70=24.5
正解は

問9

図のように定格電流40Aの過電流遮断器で保護された低圧屋内幹線から分岐して,10mの位置に過電流遮断器を施設するとき,a-b間の電線の許容電流の最小値[A]は。

イ.10
ロ.14
ハ.18
ニ.22

低圧屋内幹線から分岐して8メートル以上の位置に過電流遮断器を施設する場合、電線の許容電流は感染の渦電流遮断器の定格電流の55%以上が必要です。

40×0.55=22
正解は

問10

低圧屋内配線の分岐回路の設計で,配線用遮断器,分岐回路の電線の太さ及びコンセントの組合せとして,適切なものは。

配線用遮断器に接続できるコンセントの定格電流は、配線用遮断器と同じか-10Aまでしか施設できません。
なのでロとハは×

また、30Aの配線用遮断器の分岐回路の電線は直径2.6mm以上が必要です。
なのでイは×
正解は

問11

アウトレットボックス(金属製)の使用方法として,不適切なものは。
イ.金属管工事で電線の引き入れを容易にするのに用いる。
ロ.金属管工事で電線相互を接続する部分に用いる。
ハ.配線用遮断器を集合して設置するのに用いる。
ニ.照明器具などを取り付ける部分で電線を引き出す場合に用いる。

基礎知識が問われている問題。
誤っているのはハ。
配線用遮断器を集合して設置するのに用いる器具は分電盤です。
正解は

問12

使用電圧が300V以下の屋内に施設する器具であって,付属する移動電線にビニルコードが使用できるものは。
イ.電気扇風機
ロ.電気こたつ
ハ.電気こんろ
ニ.電気トースター

ビニルコードは熱に弱いため、熱を発生させる器具に付属する移動伝線に使用することはできません。
正解は

問13

電気工事の作業と使用する工具の組合せとして,誤っているものは。
イ.金属製キャビネットに穴をあける作業とノックアウトパンチャ
ロ.木造天井板に電線管を通す穴をあける作業と羽根ぎり
ハ.電線,メッセンジャワイヤ等のたるみを取る作業と張線器
ニ.薄鋼電線管を切断する作業とプリカナイフ

この手の設問は、量をこなして連想を高めることができれば解けるようになります。

ノックアウトパンチャと言ったら金属への穴あけ

羽根ぎりと言ったら木製への穴あけ

張線器は、名前から連想してたるみを取るために使いそうですね

銅管はナイフで切れそうですか?なんか無理そうですよね。金属管の切断にはパイプカッターを使いましょう。

ちなみにプリカナイフはプリカチューブ(可とう管)を切断するために使う道具です。

正解は

問14

一般用低圧三相かご形誘導電動機に関する記述で,誤っているものは。
イ.負荷が増加すると回転速度はやや低下する。
ロ.全電圧始動(じか入れ)での始動電流は全負荷電流の2倍程度である。
ハ.電源の周波数が60Hzから50Hzに変わると回転速度が低下する。
ニ.3本の結線のうちいずれか2本を入れ替えると逆回転する。

誤っているのはロ。
「2倍程度」ではなく「4~8倍程度」です。
一般用低圧三相かご形誘導電動機に関する記述の問題は、選択肢を一部変更して何度も出題されます。
本問のように数字の部分や、回転速度の増加・低下などはしっかり覚えておきましょう
正解は

問15

直管LEDランプに関する記述として,誤っているものは。
イ.すべての蛍光灯照明器具にそのまま使用できる。
ロ.同じ明るさの蛍光灯と比較して消費電力が小さい。
ハ.制御装置が内蔵されているものと内蔵されていないものとがある。
ニ.蛍光灯に比べて寿命が長い。

直管LEDランプとはLEDの蛍光灯のことです。
誤っているものはイ。
LED電球は既存の電球とそのまま交換することができますが、直管LEDランプを使用するためには安定期を取り外すなどの電気工事が必要です。
正解は

問16

写真に示す材料の用途は。

イ.合成樹脂製可とう電線管相互を接続するのに用いる。
ロ.合成樹脂製可とう電線管と硬質ポリ塩化ビニル電線管とを接続するのに用いる。
ハ.硬質ポリ塩化ビニル電線管相互を接続するのに用いる。
ニ.鋼製電線管と合成樹脂製可とう電線管とを接続するのに用いる。

コネクタの先端に回すような部分が付いているのは合成樹脂製可とう電線管のPF管カップリングの特徴です。
さらに、左右の管をよく見ると形状が同じなので、相互接続のためのカップリングということがわかります。
ちなみに、硬質ポリ塩化ビニル電線管(硬質塩化ビニル電線管)相互を接続するTSカップリングにはコネクタがなく、その分カップリングが細くなっているのが特徴です。
正解は

問17

写真に示す器具の名称は。

イ.漏電警報器
ロ.電磁開閉器
ハ.配線用遮断器(電動機保護兼用)
ニ.漏電遮断器

写真から判断して、配線用遮断器、もしくは漏電用遮断器の2つに選択肢を絞ることができます。
ここでのポイントは、右下の赤いボタンの上に書いてある「200V 2.2kw」の表記。
これは電動機の容量を示しています。
なので、この器具がモータブレーカ、つまり電動機保護兼用の配線用遮断器だということがわかります。
正解は

問18

写真に示す工具の用途は。

イ.金属管切り口の面取りに使用する。
ロ.鉄板の穴あけに使用する。
ハ.木柱の穴あけに使用する。
ニ.コンクリート壁の穴あけに使用する。

写真の器具はホルソ。
ホルソといえば金属板に穴をあけるときに使用します。
ちなみにイにある、金属管の面取りに使用する器具はパイプリーマです。
正解は

問19

低圧屋内配線工事で,600Vビニル絶縁電線(軟銅線)をリングスリーブ用圧着工具とリングスリーブE形を用いて終端接続を行った。接続する電線に適合するリングスリーブの種類と圧着マーク(刻印)の組合せで,不適切なものは。
イ.直径1.6mm2本の接続に,小スリーブを使用して圧着マークを○にした。
ロ.直径1.6mm1本と直径2.0mm1本の接続に,小スリーブを使用して圧着マークを小にした。
ハ.直径1.6mm4本の接続に,中スリーブを使用して圧着マークを中にした。
ニ.直径1.6mm1本と直径2.0mm2本の接続に,中スリーブを使用して圧着マークを中にした。

問題文が長いですが、考え方は配線図問題で出題されているものと一緒です。
直径1.6mmの電線4本の結線にはリングスリーブ小を使用し、刻印も小になります
正解は

問20

次表は使用電圧100Vの屋内配線の施設場所による工事の種類を示す表である。表中のa~fのうち,「施設できない工事」を全て選んだ組合せとして,正しいものは。

イ.a,b,c
ロ.a,c
ハ.b,e
ニ.d,e,f

湿気の多い場所で工事を施設できるかどうかがポイントです。
金属線ぴ工事と金属ダクト工事は、水分が入り込んで漏電してしまう可能性があるから乾燥した場所でのみ施設できます。
ライティングダクト工事は照明器具を設置するためのダクト工事なので、もちろん乾燥した場所でしか施設できません。
正解は

問21

単相3線式100/200V屋内配線の住宅用分電盤の工事を施工した。不適切なものは。
イ.ルームエアコン(単相200V)の分岐回路に2極2素子の配線用遮断器を取り付けた。
ロ.電熱器(単相100V)の分岐回路に2極2素子の配線用遮断器を取り付けた。
ハ.主開閉器の中性極に銅バーを取り付けた。
ニ.電灯専用(単相100V)の分岐回路に2極1素子の配線用遮断器を取り付け,素子のある極に中性線を結線した。

単相3線式配線の知識が問われている問題。
ニは100Vなので2極1素子でも一見問題なさそうに思えます。
しかし、中性線は素子のない極と結線しなければいけないので誤りです。
正解は

問22

機械器具の金属製外箱に施すD種接地工事に関する記述で,不適切なものは。
イ.一次側200V,二次側100V,3kV・Aの絶縁変圧器(二次側非接地)の二次側電路に電動丸のこぎりを接続し,接地を施さないで使用した。
ロ.三相200V定格出力0.75kW電動機外箱の接地線に直径1.6mmのIV電線(軟銅線)を使用した。
ハ.単相100V移動式の電気ドリル(一重絶縁)の接地線として多心コードの断面積0.75mm2の1心を使用した。
ニ.単相100V定格出力0.4kWの電動機を水気のある場所に設置し,定格感度電流15mA,動作時間0.1秒の電流動作型漏電遮断器を取り付けたので,接地工事を省略した

ざっと目を通してみると、ニにあるように水気のある場所で接地工事を施さずに電動機を設置することは、感覚的に危険なことだとわかりますね。
この選択肢はよく出題されるので、必ず判断できるようにしましょう
正解は

問23

図に示す雨線外に施設する金属管工事の末端Ⓐ又はⒷ部分に使用するものとして,不適切なものは。

イ.Ⓐ部分にエントランスキャップを使用した。
ロ.Ⓑ部分にターミナルキャップを使用した。
ハ.Ⓐ部分にエントランスキャップを使用した。
ニ.Ⓑ部分にターミナルキャップを使用した。

エントランスキャップは金属管に対して水平・垂直での接続が可能です。
一方、ターミナルキャップは水平で接続できますが、ニのように垂直に接続すると雨水が侵入してしまうため、使い方としては不適切です。
ここ最近出題されていなかったターミナルキャップとエントランスキャップの問題ですが、必ず区別できるようにしましょう。
正解は

問24

一般用電気工作物の竣工(新増設)検査に関する記述として,誤っているものは。
イ.検査は点検,通電試験(試送電),測定及び試験の順に実施する。
ロ.点検は目視により配線設備や電気機械器具の施工状態が「電気設備に関する技術基準を定める省令」などに適合しているか確認する。
ハ.通電試験(試送電)は,配線や機器について,通電後正常に使用できるかどうか確認する。
ニ.測定及び試験では,絶縁抵抗計,接地抵抗計,回路計などを利用して測定し,「電気設備に関する技術基準を定める省令」などに適合していることを確認する。

これは新しいタイプの出題で、戸惑った方も多かったのではないでしょうか。
誤っている選択肢はイ
正しくは、①点検、②(絶縁抵抗・接地抵抗の)測定、③導通試験、④(通電)試験の順番になります
正解は

問25

図のような単相3線式回路で,開閉器を閉じて機器Aの両端の電圧を測定したところ150Vを示した。この原因として,考えられるものは。

イ.機器Aの内部で断線している。
ロ.a線が断線している。
ハ.b線が断線している。
ニ.中性線が断線している。

この問題で100Vよりも高い電圧を示した場合は、迷わず「中性線が断線している。」を選択しましょう。
「機器Aの内部で断線している。」場合、機器Aはダメでもその両端には電流が流れるから、電圧は100Vになる。
「a線が断線している。」場合、機器Aの上側に電気が流れないから、電圧は0V。
「b線が断線している。」場合、機器Aには通常通り電流・電圧が流れるから、電圧は100V。
「中性線が断線している。」場合、電圧は機器Aと機器Bの抵抗によって決定する。

そのため、150Vになる可能性もあります。

正解は

問26

接地抵抗計(電池式)に関する記述として,誤っているものは。
イ.接地抵抗計には,ディジタル形と指針形(アナログ形)がある。
ロ.接地抵抗計の出力端子における電圧は,直流電圧である。
ハ.接地抵抗測定の前には,接地抵抗計の電池が有効であることを確認する。
ニ.接地抵抗測定の前には,地電圧が許容値以下であることを確認する。

接地抵抗計(電池式)に関する記述関する問題。
午前試験には似たような出題で回路計(テスタ)
に関する記述問題が出題されたので、異なる点をしっかりと理解しましょう。
まず、イの「ディジタル形と指針形(アナログ形)がある」は正しいです。これは回路計も同様です。
ロの中で、後半の「直流電圧」の部分は誤りです。正しくは交流電圧です。もっとも、回路計の場合の出力電圧は直流電圧なので注意しましょう。
正解は

問27

漏れ電流計(クランプ形)に関する記述として,誤っているものは。
イ.漏れ電流計(クランプ形)の方が一般的な負荷電流測定用のクランプ形電流計より感度が低い。
ロ.接地線を開放することなく,漏れ電流が測定できる。
ハ.漏れ電流専用のものとレンジ切換えで負荷電流も測定できるものもある。
ニ.漏れ電流計には増幅回路が内蔵され,[mA]単位で測定できる。

これも初めて出題された問題です。
クランプ形電流計とは、輪になったクランプ部分に電線を通すことで、回路に流れる電流を測定すことができます。
通常の電流計のように端子を回路に接続する必要がなく、作業をスムーズに進めることができます。
ロとニはクランプ形電流計の特徴を正しく説明しています。
一方で、感度が低いと主張するイと、増幅回路によってmAまで測定できるというニは、内容が対立しています。
誤った選択肢はイ。
ニの説明のように感度を増幅することができるので、より正確に測定することができます。
正解は

問28

次の記述は,電気工作物の保安に関する法令について記述したものである。誤っているものは。
イ.「電気工事士法」は,電気工事の作業に従事する者の資格及び権利を定め,もって電気工事の欠陥による災害の発生の防止に寄与することを目的としている。
ロ.「電気事業法」において,一般用電気工作物の範囲が定義されている。
ハ.「電気用品安全法」では,電気工事士は適切な表示が付されているものでなければ電気用品を電気工作物の設置又は変更の工事に使用してはならないと定めている。
ニ.「電気設備に関する技術基準を定める省令」において,電気設備は感電,火災その他人体に危害を及ぼし,又は物件に損傷を与えるおそれがないよう施設しなければならないと定めている。

これは分かりづらいですが、誤った選択肢はイ
電気工事士の「権利」を定めるのではなく、義務を定めた法律です。
正解は

問29

「電気用品安全法」における電気用品に関する記述として,誤っているものは。

特定電気用品は、ひし形にPSEを入れた記号か、PSをやまかっこで囲んだ隣にEを書いた表記で表示されます。
ロは、「特定電気用品以外の電気用品」の説明なので誤りです。
正解は

問30

「電気設備に関する技術基準を定める省令」における電圧の低圧区分の組合せで,正しいものは。
イ.直流にあっては600V以下,交流にあっては600V以下のもの
ロ.直流にあっては750V以下,交流にあっては600V以下のもの
ハ.直流にあっては600V以下,交流にあっては750V以下のもの
ニ.直流にあっては750V以下,交流にあっては750V以下のもの

直流と交流の電圧の低圧区分の問題は600Vと750Vの組み合わせがわかれば正解するので、必ず暗記しましょう。
「ろっこう(交流600V)」「ちょくご(直流750V)」
正解は

配線図問題

図は,木造3階建住宅の配線図である。この図に関する次の各問いには4通りの答え(イ,ロ,ハ,ニ)が書いてある。それぞれの問いに対して,答えを1つ選びなさい。
【注意】 1.屋内配線の工事は,特記のある場合を除き 600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形 (VVF)を用いたケーブル工事である。
2.屋内配線等の電線の本数,電線の太さ,その他,問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
3.漏電遮断器は,定格感度電流 30 mA,動作時間 0.1 秒以内のものを使用している。
4.選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は,「JIS C 0303:2000 構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
5.図においては,必要なジョイントボックスがすべて示されているとは限らないが,ジョイントボックスを経由する電線は,すべて接続箇所を設けている。
6.3 路スイッチの記号「0」の端子には,電源側又は負荷側の電線を結線する。
2023-1-pm-haisenzu

問31

①で示す図記号の名称は。

イ.プルボックス
ロ.VVF用ジョイントボックス
ハ.ジャンクションボックス
ニ.ジョイントボックス

この図記号はジョイントボックス
プルボックスの図記号は☒なのでしっかり区別できるように注意しましょう。
正解は

問32

②で示す図記号の器具の名称は。

イ.一般形点滅器
ロ.一般形調光器
ハ.ワイド形調光器
ニ.ワイドハンドル形点滅器

ワイド形の図記号はひし形で表示します。
また、調光器は図記号に斜めの矢印(↗)が入りますが、点滅器はそのままは矢印なしです。
正解は

問33

③で示す部分の工事の種類として,正しいものは。

イ.ケーブル工事(CVT)
ロ.金属線ぴ工事
ハ.金属ダクト工事
ニ.金属管工事

この部分には露出配線の図記号が表示されています。
金属線ぴ工事と金属ダクト工事は湿気のあるところでの施設に適さないので×
また、金属管工事も木造建築の屋外配線工事で施設できません。
なので、ケーブル工事が適しています。
正解は

問34

④で示す部分に施設する機器は。

イ.3極2素子配線用遮断器(中性線欠相保護付)
ロ.3極2素子漏電遮断器(過負荷保護付,中性線欠相保護付)
ハ.3極3素子配線用遮断器
ニ.2極2素子漏電遮断器(過負荷保護付)

この図記号は漏電遮断機。選択肢はロとニに絞られます。
さらに「欠相保護付き」と表記されているので、中性線欠相保護付の漏電遮断機を施設します。
正解は

問35

⑤で示す部分の電路と大地間の絶縁抵抗として,許容される最小値[MΩ]は。

イ.0.1
ロ.0.2
ハ.0.4
ニ.1.0

分電盤を確認してみると、⑤は使用電圧200V・対地電圧100Vの単相2線式の電路だということがわかります。

この条件だと、「電気設備に関する技術基準を定める省令」に定められた電路の使用電圧の区分において、絶縁抵抗値は0.1MΩ以上必要になります。
正解は

問36

⑥で示す部分に照明器具としてペンダントを取り付けたい。図記号は。

ペンダントライトの図記号はニ
イはシーリングライト、ロはシャンデリア、ハは屋外灯の図記号です。
正解は

問37

⑦で示す部分の接地工事の種類及びその接地抵抗の許容される最大値[W]の組合せとして,正しいものは。

イ.A種接地工事  10Ω
ハ.D種接地工事  100Ω
ロ.A種接地工事  100Ω
ニ.D種接地工事  500Ω

⑦の接続されている電源は、問35の⑤の部分になります。
使用電圧200V・対地電圧100Vの単相2線式の電路における接地工事はD種接地工事ににあります。
また、0.5秒以内に動作する漏電遮断機を施設している場合の接地抵抗値は最大500Ωになります。
【注意】3より、上記に適合する遮断機が使用されているので、500Ωまで接地抵抗が許容されます。
正解は

問38

⑧で示す部分の最少電線本数(心線数)は。

イ.2
ロ.3
ハ.4
ニ.5

⑧の矢印の下にあるブランケットライト「セ」につながる電線を考えるとわかりやすい。

電源©の接地側電線(白線)と、同じ階の3路スイッチ「セ」の2本の電線と接続するため、少なくとも3本の電線が必要です。

正解は

問39

⑨で示す部分の小勢力回路で使用できる電圧の最大値[V]は。

イ.24
ロ.30
ハ.40
ニ.60

小勢力回路で使用できる電圧は60V以下。
これは暗記必須なので必ず覚えましょう。

正解は

問40

⑩で示す部分の配線工事で用いる管の種類は。

イ.波付硬質合成樹脂管
ロ.硬質ポリ塩化ビニル電線管
ハ.耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル電線管
ニ.耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管

波付硬質合成樹脂管は地中埋設工事に使用されます。
その略称はFEPで、フェップ管とも呼ばれています。
このような地中埋設配線を見つけたら、FEP管とケーブル工事を連想できるようにしましょう。
正解は

問41

⑪で示す部分の配線を器具の裏面から見たものである。正しいものは。
ただし,電線の色別は,白色は電源からの接地側電線,黒色は電源からの非接地側電線とする。

●のスイッチ「ニ」の上にある○はパイロットランプのこと。
つまり確認表示灯のことで、スイッチが入ると同時に点灯します。
この中でスイッチと同時点滅するコンセントはハになります。
正解は

問42

⑫で示す部分の配線工事に必要なケーブルは。
ただし,心線数は最少とする。

4路スイッチに接続する配線なので、電線は最低4本必要になります。
正解は

問43

⑬で示す図記号の器具は。

「20A 250V」に対応したコンセントはイとロ。
また、接地極付き(E)ですが、接地端子(ET)は付かないのでイは誤り。
正解は

問44

⑭で示すボックス内の接続をすべて圧着接続とする場合,使用するリングスリーブの種類と最少個数の組合せで,正しいものは。
ただし,使用する電線は特記のないものはVVF1.6とする。

まず、リングスリーブをチェックしよう。

「〇」のリングスリーブがないことに注意しましょう。
心線の太さはすべて1.6㎜なので、5本以上接続で「中」、4本・3本・2本で「小」を使います。

次にⓑから引いている接地側電線(白線)と非接地側電線(黒線)と接続する電線を考えてみる。

接地側電線(白線)は、キッチンの蛍光灯、蛍光灯「サ」、居間のVVF用ジョイントボックスと接続するため、リングスリーブ「中」を使用する。

非接地側電線(黒線)は、キッチンのスイッチ、スイッチ「サ」、居間のVVF用ジョイントボックスと接続するため、リングスリーブ「中」を使用する。

あとは、蛍光灯「サ」とスイッチ「サ」を接続するため、リングスリーブ「小」を1個使用する。

まとめると、リングスリーブ「中」2個、リングスリーブ「小」1個が必要になります。

正解は

問45

⑮で示すボックス内の接続をリングスリーブで圧着接続した場合のリングスリーブの種類,個数及び圧着接続後の刻印との組合せで,正しいものは。
ただし,使用する電線はすべてVVF1.6とする。また,写真に示すリングスリーブ中央の〇,小は刻印を表す。

まず、リングスリーブをチェックしよう。

心線の太さはすべて1.6㎜なので、4本・3本の接続で「小」、2本で「〇」のリングスリーブを使うことがわかります。

次に浴室の©から引いている接地側電線(白線)と非接地側電線(黒線)と接続する電線を考えてみる。

接地側電線(白線)は、照明「セ」と接続するため、リングスリーブ「〇」を使用する。

非接地側電線(黒線)は、スイッチ「セ」と接続するため、リングスリーブ「〇」を使用する。

また、1階の3路スイッチ「セ」と2階の4路スイッチ「セ」が、1本ずつ2セット接続するため、リングスリーブ「〇」を2個使用する。

まとめると、リングスリーブ「〇」4個が必要です。

正解は

問46

⑯で示す図記号の機器は。

⑯の図記号は配線用遮断器です。
なので、選択肢はイとニに絞られます
さらに2極2素子に対応した配線用遮断機が必要です。
ハは機器に2P2Eと書かれているので、2極2素子に対応可能です。
正解は

問47

⑰で示すボックス内の接続をすべて差込形コネクタとする場合,使用する差込形コネクタの種類と最少個数の組合せで,正しいものは。ただし,使用する電線はすべてVVF1.6とする。

まず、電源を確認してみよう。

左下にあるL-2から⑪のアウトレットボックスにきているのがわかります。

接地側電線(白線)は、CL「キ」、蛍光灯「コ」、便所前(左)のVVF用ジョイントボックス、玄関(上)のVVF用ジョイントボックスと接続するため、5本の差込形コネクタを使用する。

非接地側電線(黒線)は、スイッチ「キ」「コ」、便所前(左)のVVF用ジョイントボックス、玄関(上)のVVF用ジョイントボックスと接続するため、4本の差込形コネクタを使用する。

あとは、CL「キ」とスイッチ「キ」、蛍光灯「コ」とスイッチ「コ」をそれぞれ接続するため、2本の差込形コネクタを2個使用する。

なので、2本の差込形コネクタを2個、4本の差込形コネクタを1個、5本の差込形コネクタを1個を使用します。

正解は

問48

この配線図の図記号から,この工事で使用されていないスイッチは。
ただし,写真下の図は,接点の構成を示す。

2023-1-pm-haisenzu

イは調光器。居間のスイッチ「シ」のことです。

ハはセンサ付きスイッチ(●RAS)。玄関にあります。

ニは確認表示灯スイッチ(●L)で、浴室などにあります。

ロは位置表示灯スイッチ(●H)

しかし、この住宅では使用されていません。

正解は

問49

この配線図の施工で,使用されていないものは。

2023-1-pm-haisenzu

イはフェードインキャップ。1階居間のライティングダクトの工事で使用。

ロは波付硬質ポリエチレン管(FEP)に使用するコネクタ。

ハのゴムブッシングはプルボックスで使用します

ニは2号コネクタ。硬質塩化ビニル電線管(VE管)をボックスに接続するために使用しますが、この配線図の施工では使用しません。

2号コネクタは毎年出題されるので注意しましょう。
正解は

問50

この配線図の施工に関して,一般的に使用されることのない工具は。

2023-1-pm-haisenzu

ロのプリカナイフは、2種金属製可とう電線管を切断するときに使います。
しかし、2種金属製可とう電線管はこの配線図には出てきません。

正解は

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