【令和7年度上期受験生必見】第二種電気工事士試験 2025最新受験対策【合格率・出題傾向・攻略法】

今回の動画は、令和7年度第二種電気工事士上期試験対策として、前回までの試験の合格率、出題傾向を分析しつつ、筆記試験の攻略法をまとめています。

勉強に励む受験生の皆さんのお役に立てるとうれしいです。

【2025年最新版】第二種電気工事士試験の受験者数・合格者数

まずは、一般法人社団電気技術者試験センターが発表した、令和6年度第二種電気工事士下期試験の結果についてより、受験者と合格者の動向を確認してみましょう。

こちらは公表された受験者数と合格者数に基づいて作成したグラフです。

令和6年度下期の学科試験、いわゆる筆記試験の受験者数は1年前の令和5年下期とほぼ同じくらいですが、微減しています。

それでも6万人以上が下期試験を受験しています。

令和元年以前は上期と比べて下期の受験者数が少ない傾向にありましたが、上期下期の受験生数の差が少ない傾向が続いています。

一方で、上期試験にスポットを当ててみますと、令和3年、4年の上期試験の受験者はコロナ渦前の令和元年を上回っていたものの、ここ2年は受験者数がわずかながら減少してきています。

この減少した受験者が下期に流れているというふうにも考えることができます

令和6年度下期の合格率に関しては56%で、コロナ以降では2番目に低い数字になりました。

さて直近3年間をクローズアップしてみましょう

令和4年度下期の合格率が低かったこともあり、ここ最近は比較的やさしい問題が多く出題されていましたが、令和6年下期でまた一気に下げてきた感じです。

主催者側としても一人でも多くの受験生に技能試験へ進めさせて位という考え方なので、傾向的には令和7年の上期試験は難易度を下げてくるのではないでしょうか。

また、紫はCBT方式の受験者数の推移です。

令和5年上期試験から導入されたCBT方式の筆記試験ですが、受験生が着実に増加していることが読み取れます

現在のところ、受験者数全体の約17%なので、今年度中に20%に達する可能性も考えられます。

CBT方式は受験者総数の増加を目的に導入されました。

受験数自体は増加していないものの、利便性の向上である程度の下げ止まりには効果があるように思えます。

次に技能試験の受験者と合格者の動向を確認してみましょう。

令令和6年度下期の技能試験の受験者数は43750人で、令和4年度下期以来の少ない人数でした。

このうち技能試験のみを受験した人数は8700人前後で、令和5年度下期とほぼ同じでした。

これは前述の学科試験の合格者の減少がダイレクトに影響しています。

合格者率はコロナ以降では2番目に低くなっています

直近3年間で比較してみると、合格率はジグザグを描きながら右肩下がりになっていることがわかります。

令和6年度上期より13問の候補問題のうち2問が変更になりました。

特に令和6年度下期試験には、上期に出題されなかった候補問題№13が多く出題されたため、新しい問題に対応できなかった受験者が少なくなかったのではないかと推測されます。

尚、2025年の電気工事士法の改正で、令和6年下期から技能試験の不合格者は、次の次の試験、つまりこのケースだと令和7年下期まで筆記試験の免除が受けられるようになりました。

これにより技能試験の間口は広がりそうです。

とはいうものの試験の難易度は変わらないので、相変わらず身を引き締めて取り組む必要があります。

【2025年最新版】第二種電気工事士試験の学科試験(筆記方式)の出題傾向

続いて筆記試験の出題難易度について分析してみます。

出題は例年通り50問で、30問以上正解することで技能試験を受験するステップに進むことができます。

先述のように、令和6年度下期学科試験の合格者率はコロナ以降では2番目に低く、合格者も少なかったです。

特に一般問題は、見慣れない問題もあって苦戦したのではないでしょうか。

例年だと、一般問題の合格ラインといわれている18問は過去8回分の問題からすべて出題されています。

令和6年下期試験は過去20回の試験に出題がなかったものが2問、過去20回で同一の内容で1度しか出題されていなかった問題が10問も出題されていました。

一方で、直近の上期からは同様の問題が5問程度でした。

とはいえ、一部を除いて問題の難易度はそこまで高くはありません

試験で問われるポイントを何度も復習していれば、点数を取るべき問題で正解できます。

難しい問題に注意を取られず、他の問題を冷静に対処すれば合格圏内までの点数を取ることができます。

配線図問題の方はかなり易しかったのではないでしょうか。

これは令和3年度下期午後とほぼ同じ問題が出題されました。

配線図自体は比較的単純だったので、図記号や某字表記を理解して暗記していればか高得点を挙げることもできました。

前述のように筆記試験の合格者数が落ち込んでいるので令和7年上期試験は難易度を多少下げてくると思いますが、いずれにしても基礎知識の理解と暗記が合格への最短の道になることには変わりありません。

令和7年度(2025年)上期第二種電気工事士試験の学科試験(筆記方式)の対策・攻略法・勉強方法

この状況を踏まえたうえで、令和7年度上期試験の対策を紹介します。

まずは、令和6年度下期の問題を徹底的にやりこむこと。

同じ問題をもう一度出題することで、しっかりと勉強しているかを試してくる可能性もあります。

また、出題される問題はその時に現場で求められている知識を中心に選定されているため、正解の選択肢を暗記するくらいの心構えで取り組むことも重要です。

【2024年(令和6年度)】第二種電気工事士 下期学科試験(筆記方式)を解説

次に令和5年度上期午前令和5年度下期午前を重点的にやりこみましょう。

この2つの過去問は大きく性格が異なります。

令和5年度上期午前は令和6年下期と問題がほとんど被りませんでした。

そう考えると、新たな問題がここから出題される可能性があります。

【2023年(令和5年度)】第二種電気工事士 上期筆記試験【午前】を解説

逆に、令和5年度下期午前は令和6年下期と問題が似ているため、先ほど言った最近の現場で求められている知識に近い傾向があるためです。

【2023年(令和5年度)】第二種電気工事士 下期学科試験(筆記方式)【午前】を解説

また、配線図問題に関しては3回連続で鉄骨の建物の配線図が出題されました。

傾向的には木造の配線図が出題される可能性が高いです。

木造建物といえばほぼ毎回、金属管工事の施工の知識が問われます。

木造建物に頻出される問題を重点的に復習しましょう。

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